俺のダイエット

ダイエットで食事制限は危険なのか?栄養失調、筋力低下、拒食症について

ダイエットで食事制限と聞くと非常にネガティブな意見が多く見つかる。

食事を制限するダイエットは身体の負担が大きく危険である

栄養失調や筋力低下、拒食症や過食症を引き起こしてしまう

 

俺に言わせれば「そんなことはない」だ。どうも教条的過ぎると言うか…誰かが言っているのをそのまま反復していないか?

確かにこの意見は学術的な説明なんかも添えてあったり、実際に医者が言っていたりと、信じるに足る要素は多分に存在するが、現実はそうではない…どころか真逆だ。もう嘘だと言ってもいい。

 

今回はダイエットにおける食事制限の危険性について書いてみる。

俺はダイエットのとき必ず食事制限をするが、一切の健康被害はない。むしろ俺の健康はここから来ているとさえ言える。スマート、肌綺麗、風邪引かない、超元気。



八部咲き
確かに私も危険なイメージがあったかな。

リスクの高い過激な方法って感じだったよな。そんなこと無かったけど。
末広がり



ダイエットの食事制限 危険な方法なのか? 

まずいきなり結論から入るが、

ダイエットにおける食事制限の危険性など全くない 

むしろ食事制限をしないダイエットのほうが俺は危険だと思うね。


そもそもダイエットの源流は食事療法…食べるものを変え、その量を減らすことで健康を取り戻す技のことなんだぜ。健康のための方法でなぜ危険性が生まれるのか。

先入観を捨てて、さくっと見ていこうじゃないか。


食事制限の危険 栄養失調 筋力低下 摂食障害

食事制限が危険だと言われる理由はいくつかあるが、代表的なものは何といっても…

栄養失調

筋力低下

摂食障害(拒食・過食)

このあたりだろう。


確かに食事制限とこの代表的な三つの危険性は決して完全に無関係ではない。豊富に食べ物がある現代で、この3つのリスクが関係するのはダイエットのための食事制限というのは理解できる。

が、だからと言って食事制限のせいにするのは流石にひねった見方をしすぎだ。

一つ一つ見ていこう。


食事制限と栄養失調 「減らさなければ」危険

ダイエットにおける食事制限で一番わかりやすい危険性だな。

食事を制限すれば摂取する栄養が減る
     ↓
栄養失調の危険性が高まる


一見何もおかしいところはない。…って思うじゃん??

そもそも普通に生活していて、本当に必要な栄養を取れているのか?


エネルギーは問題ないだろう。特に現代人は糖質と脂質は十分過ぎるほど…過剰なまでにに取っている。飢えることはないよな。

では他の栄養はどうだ? たんぱく質…はともかく、ビタミンやミネラルのエネルギーにならない栄養はちゃんと取れているだろうか?


取れていないはずだ。

それもそのはず。本当にあらゆる栄養を網羅しようと思ったらものすごい種類の食材が必要になる。栄養の知識も必要だ。どれがどの程度入っているかを知っておかなければならないし、食材ごとのばらつきもある。

これを毎日続けるのはさすがに無理がある。一日30品目!と言われているが、毎日30品目も使っている人間は限りなく少ないはずだ。出来るわけない。一般家庭ではまずないだろう。ないよね?

つまり食事制限をしていない状態でも、一部の栄養は常に足りていないのが現状なわけだが…


逆に栄養過多…栄養の取りすぎはどうかな?

これは非常に問題だよな。糖と脂は当然として、たんぱく質が不足していると言われている現代、特に理由もなくプロテイン飲んだりする人も増えている。


ビタミン不足を補うために、果物をたくさん食べるようにしている!

じゃあ一緒に摂取した大量の果糖で膨れ上がった糖質はどうなる?そしてその果物と言うのは一種類か二種類だろう?それで取れるビタミン以外のビタミンはどうやって取る?ミネラル類は?


そうとも。必要と言われている栄養を全て取っていくには、膨大な知識と手間をかけて長く続けなければならず、それには常に栄養過多のリスクが伴うわけだ。

多少意識する程度では必ずどこかの栄養は足りなくなってしまう。もちろん余計なものを食べれば食べるほどバランスは崩壊していく。


でもそんな状態で食事を減らせばますますやばいことになるのでは?

そうかもしれないな。だが過剰摂取の問題は食事制限をすれば全て消し去ることが出来るんだぞ。死に直結すると言われている病気の多くは生活習慣…おもに過剰摂取からきているんだぜ。


それに人は必要な栄養素をある程度自分で合成可能だ。

人間の身体…というか動物は、「余り」には弱いが「不足」には強いんだ。食えなくなる危険性はあっても、食べ過ぎる危険性はほとんどなかった。不足に対する対策は進化の過程でばっちり出来上がっている。

だが余りに対する対策はとりあえず脂肪にするか糖尿にするぐらいしかない。その最終地点は失明だぞ。


見方を変えれば、食事制限をすれば全体的な栄養は減るが、同時に余りがちな部分に余裕が出来ることになる。減った分の隙間が出来る。

その余裕の分を足りない分にまわすことも出来るし、今はそもそもそういった部分を避けながら不足分を取れる健康食品が腐るほど出ているよな。

その辺で手に入る総合ビタミン剤、総合ミネラル剤…こういったものを使ってもいいし、ドロッドロの無添加野菜ジュースや青汁なんかも強力だ。まずいけどね!


確かに食事制限は栄養失調のリスクを高める可能性があるが、普段の食事もすでに一部の栄養は欠乏のリスクにさらされているわけだ。

そして不足分は現代であれば食事量を増やさずに補うことが出来るが、過剰摂取のリスクは食事制限でしか取り除くことが出来ない。


もちろん、より危険なのは過剰摂取の方だ。食事制限は大きなリスクを取り除きつつ、もうひとつのリスクは簡単に対処できるのである。

学校で習った三食の食事…それが現代においてどれだけ内臓や血管にダメージを与えるか、考えたことがあるかな??


え?でも減らした糖や脂質が足りなくなったらどうすんの??

もともと過剰摂取気味だったじゃないか。だからそんなに太っちまったんだろう?

それに脂肪を減らすには身体のエネルギーをマイナスにぶち込まなければならない0以下にするから身体を削って足りない分を補う=痩せるんじゃないか。

痩せるっていうのは痩せ細ることだぜ。運動で痩せる場合も消費をあげて無理やり0以下にもっていってるんだよ。力技で飢えてんの。


痩せ細る…と書いたが、こう書くとなんだかやばそうな響きだな。

食事制限の次の危険性…

筋力低下について見てみよう。筋肉は食事制限でどの程度痩せ細るのか。


食事制限と筋力低下 筋肉は食べる量では決まらない?

筋力の低下にはいくつかの原因があって、食事制限…というかダイエットをするとそのうちの1つに必ず引っかかるようになっている。

つまり食事制限をすると筋力が低下する、筋肉が落ちる、というのはなにも間違っていないのだ。


が、これも少し誤解があるので確認してみよう。

まず、基本的に人間は痩せるときに筋肉が磨り減るようになっている。

人は痩せるとき・・・


身体に蓄えられたエネルギーがなくなる。

    ↓

足りない分を筋肉に蓄えられた隠しエネルギーで補う(ここで空っぽになる)

    ↓

足りなければ使ってない筋肉の一部を削り取ってエネルギーとして使う

    ↓

同時に非常用エネルギー(脂肪)を削り取ってエネルギーとして使う

大雑把に書くとこういう順番になる。見たことないかな?


脂肪の前に筋肉に干渉する段階がある以上、筋肉は嫌でも落ちるわけだ。これを防ぐ方法は基本的にないと思っていい。

だが、どこまで筋肉が落ちるかは決まっていて…

使ってない筋肉はさっさと削り取って、必要な筋肉は餓死が見えてこないと落ちない…ということになっている。


有名な例えだ。遭難したときをイメージしてみて欲しい。

食べ物一切なし、飲み水殆どなし。ライオンとかその辺めっちゃ歩いてる。ちなみにライオンさんたちはお腹ぺこぺこだ。

当然食ってないんだからあっという間にエネルギーが空っぽになるよな。このとき筋肉をガンガン削ってしまったらどうなると思う?

ライオンさんに見つかって襲われたときに、逃げることも戦うことも出来なくなってしまうよな。


そしていよいよ限界が近づいてきたとき、危険を冒して食べ物や飲み水を探しにいこうとしても、筋肉を落としすぎたらそれすらも出来なくなってしまう。

そういった状況にならないように人間の身体は出来ているわけよ。

つまり、いつも使っていない筋肉は余計な消費が増えるのでさっさとエネルギーにしてしまうが、基本的な動作…歩くとか走るとかの筋肉や、普段使っている筋肉は最後までエネルギーにしないわけだ。


そしてこれは飢えていなくても割と頻繁に行われている。

例えば腕を骨折したとき、ギプスをはめられて一切腕を動かせなくなるよな。

骨折が直ったあと、ギプスを取ると折れてた腕はどうなってる?

超細くなってるよな?筋肉を動かしていないからだ。


筋肉が落ちる条件は…


・筋肉を使わなさ過ぎる

骨折した腕の例だ。身体にお荷物だと判定されて、すぐに分解されてしまう。ちなみに脂肪は非常食なのでお荷物判定はされない。頑固だね。


・筋肉を使い過ぎる

筋肉は結構もろくて、ちょっとトレーニングすれば簡単にプチプチと壊れてしまうわけだが…

これを再生させるとき、身体は同じ轍を踏まないようにより強く、太く再生させる。これが筋力増強のメカニズム、超回復というやつだ。保険の授業とかで習ったよな?

が、この回復が間に合わないような使い方をするとどんどん筋肉は痩せていってしまう。オーバーワークだ。壊したまんまになってしまうわけだな。現実的にはまず起こらないと言われているが、理屈の上ではこんなものもある。


・栄養不足

で、これがここにくるわけだ。筋肉を使わなさ過ぎる場合とかぶる部分があるが…

条件は飢えることで、上で書いた痩せる時の仕組みの通りに、非常用のエネルギーとして余分な筋肉を分解してくる。

筋骨隆々のマッチョ達が食事制限を嫌うのはこれが原因といって良い。


さて、ちょっとばらばらに説明してしまったが、これらを見ていくとある事実が浮かび上がってこないだろうか?

そう、使っていない筋肉は食事制限の有無にかかわらず、常に分解の対象になっているわけだ。もし運動の習慣が一切なければ、すでに筋肉は落ちるところまで落ちきっているんじゃよ。

そして普段動かしている分は極限状態にならないと分解されない。つまり完全絶食で数日過ごしたり、毎日サラダしか食べないみたいなことをしない限りは、筋肉は分解の対象外になるわけだ。

それでも低下のリスクはあるが、これは毎日筋肉を動かす(鍛えるではない)ことで、使ってない判定をパスすることが出来る。


つまり寝たきりで食事制限とかしていなければ、筋肉はほとんど落ちないのである。

例外は脂肪がない人、トレーニングですでに膨大な筋肉をつけている人、だな。

アスリートやビルダーには難しい問題になるが、ダイエットに関しては特に気にする必要のないリスクなのである。現代人はすでに落ちてるし、動かしてれば落ちないんだからな。

食べる量に関しては「全然食べない」か「それ以外」の分け方になる。よほど極端でなければ問題ない。


では摂食障害についてはどうだろう。

食事制限が本当に拒食症や過食症を引き起こすのか?やはりこれも誤解なのか?


食事制限と摂食障害 危険は別のところにある?

これはもう完全に誤解だ。俺はダイエットの際は必ず食事制限…一日に一食しか食べないし、定期的に発狂してデブに変貌する時期までは、ダイエット中以外も一日一食しか食べなかった。でも摂食障害には一度もなってないぞ。

三食食えって言われれば食うし、ご馳走してくれるならもっと食うからね。


摂食障害のリスク…まず拒食症に関しては、これはそもそも食事制限云々ではないよな。

一番多いのは嘔吐だ。食った後すぐに吐くことで全てのカルマをなかったことにするあれ。


仕事で急いで痩せなければならない人とか、昔アメリカで自己管理のアピール(肥満だと採用されない会社があったらしい)とかのために一部で使われていた極限系のダイエット。

あれはもう食事制限ではないからな。絶食の中でも特別ヤバイ類のやつ。そりゃあ拒食症にもなろうってもんである。


この危険なダイエットとも絡むが、精神的なものが拒食症の決定的な原因になると言う。いじめられたトラウマによる強迫観念や、スリムな身体を褒めちぎられてもう引けなくなったパターン。

ダイエットが上手く行き過ぎてテンション爆発。絶食も全然平気になって最終的に胃が受け付けなくなる…とかな。いたぜ、知人に。


この最後の部分…「胃が受け付けなくなって拒食症」というのが食事制限で注目されるパターンだが、そこまで人間の胃は軟弱に出来ていない。

そもそも現代だからこそ一日何も食べないとか珍しいが、ちょっと前はシケとか戦争とかで一日食べれないとか普通にあっただろう。

でも胃が受け付けなくなったりしないよな。普通に食料来たら食欲マックスで食えるだけ食うじゃん。


一日一食の食事制限を俺は推奨しているが、やりすぎだと思われることも多い。

が、拒食症のリスクは皆無だと言っておく。むしろ毎回最後の晩餐だよ。食事のありがたみがもう凄い。楽しみで仕方がないぜ。

食事制限で拒食症になるのなら、それは間違いなく別のところに理由がある。濡れ衣。やめて。


ではもうひとつの摂食障害、過食症はどうだ?

食事制限のストレスや血糖、ホルモンバランスの変化から、異常な食欲がでて、食べ過ぎなければやってられない身体になってしまう…

…なあ、おかしいと思わないか?

そういう異常衝動を直すために食事制限するんじゃないか。


今太っているなら、それは今までの食生活が食べ過ぎだったからに他ならない。それを治療するために変化した食生活で身体に異常が出るのならば、身体がおかしい状態で安定してしまっている、ということなんだよ。

現代人で、肉体労働ではなく、運動の習慣もない人間は、一日三食におやつバリバリ食ってたら確実に食べすぎだ。外国の食生活笑ってる場合じゃないからな。


身体は悲鳴を上げている。処理しきれない栄養を大量に流し込まれて内臓はへとへと、血液はグチャグチャだ。表面化してないだけですでにやばいところまで来ちゃってんの。

当然栄養は常に十分に足りているのだから、肉体的には食事をそこまで必要としていない…にもかかわらず食欲が暴発するのは脳みそのほうで過食が普通だと判断されているわけよ。

もはやここまでくるとエネルギー補給のために食うのではなく、なんとなくの習慣と、食ったときに出る「美味しい!」という快楽物質のために食っている状態になってるわけだ。


タバコや麻薬と一緒だ。禁断症状なんだよ。

確かにバランスが急激に変わって、強い食欲が沸いたり、強烈にストレスがかかる気持ちはわかる。

今偉そうにこの記事を書いている俺ですら、一日一食のルールから長い間離れた状態から一食に戻そうとしたときはそれなりの苦痛を伴う。ついおやつに手を伸ばしてしまうこともある。


だがそこを乗り切らなければいつ元に戻すんだ?その過食症は本当に摂食障害なのか?

禁煙するのにタバコを少しずつ減らす方法が成功するか?

薬物中毒の治療で、少しずつ薬物を減らしていく治療をするか?


最初の3日ほどでそうしたバランスの乱れは収まり、驚くほど楽になる。

これは食事制限が原因の摂食障害なのではなく、それまでの生活とのギャップが生み出した幻想なんだぜ。食事制限が生み出す理由はせいぜい空腹感程度…強烈な衝動は習慣の変化によるストレスと破壊されたホルモンバランスが原因だ。


転勤、異動、対人関係、離婚、結婚(!)…

こういった変化が原因のストレスには必ず過食症のリスクが潜んでいる。


そういうときに食欲をコントロールできるようにするためにも、食事制限で身体を一度正常な状態まで戻しておく必要があるわけだ。

食事制限は過食症を救いこそすれ、追い込んで身体を壊したりしないんだぜ。


食事制限は健康の近道!危険ではない!

ざっと確認してみたが、どうだったかn?

確かに食事制限は危険なイメージが付きまとうが、実際のところは全くの逆。

現代人のボロボロ、ズタズタの身体を急速に治していく奇跡の技なんだよ。


もちろんやり方次第でおかしな結果になることもあるだろう。

やり方がヌル過ぎて…身体に良いからと、制限しているはずなのに余計なものを食べ過ぎて全然効果の出るラインに達していなかったり

逆に極端な方法…毎日サラダしか食べないとか、炭水化物を完全に絶つとか明らかにやばいやり方をすればそりゃあリスクも増える。


だがしっかりと効果の出る内容で、

かつ危険な方法をちゃんと避ければ、

それは食べ過ぎで壊れた身体にとって最良の治療法になるわけよ。


あっという間に肥満を解消し、内臓や血液が正常に戻り、集中力が帰ってきて、肌がメッチャ綺麗になる…と聞いたらどうだ?そんな夢のような方法があんの?教えて!!

まさに食事制限だ。どうよ。ちょっとは興味が沸いてきたんじゃないかね?

 

末広がり
力説してもこれに関しては難しそうだな…やっぱイメージが悪いもん。

そういうのを払拭して行きたいね。一度でも体感すれば世界がひっくり返るのに。
八部咲き

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